整理収納を行っていく上で、不要なモノを減らしていかないといけないということは、
既に多くの人が知っていることと思います。

お客様のところに行くと、頭では理解しているけど、
心で納得がまだ出来ていないから、処分は難しいということもあります。

またお客様と一緒に仕分けの作業をして気付くことは、
日常の生活の中で持っていることが当たり前になりすぎて、
それを手放すなんてことを自分では気がつかなくなっていることがあるようです。

そして作業の中で、何気ない判断基準にハッと驚かれたりするのです。

それはお客様の気づきと共に、私の仕事をしていく上での気付きでもあります。

人によって、受け止められる内容が実にさまざまなのです。

使っていないものを減らしましょう!と言葉では簡単に言っても、
その本当の意味合いをその人の中で腑に落ちるまでには、
それなりの気付きや時間が必要だと思います。

基本的にモノがいるかいらないかの作業は自分でしていただかなくてはなりません。
でもその時に第3者の目がはいることによって、
新たな”処分の基準”が見えて、不要なモノを手放すことができることもあるようです。

「モノを処分するには覚悟がいるのですね!」というお客様の言葉には、私もハッとさせられました。

私自身が少し忘れかけていた感覚かも知れません。

モノを減らして、必要なモノだけにしていく作業は、
整理をしていく上でやっぱり重要な事だと改めて感じています。