我が家では、お雛様に関連するものを全て私の寝室のクローゼットに入れていました。
お雛様なので、防虫剤ももちろん入っています。

ところがここ2年ほどは、その扉をあけるとすごく防虫剤の臭いがして、少し気にはなっていました。
扉を閉めたらいいかと思っていたのですが、この秋、我が家に遊びに来てくれた二人の友人から、
部屋にはいったらナフタリンの匂いがしたと指摘されたのです。

ということは、寝ているときもそれを吸っているってことね・・・
と急に何とかしなくてはと心配になってきてしまったのです。

どこか別の場所に収納しなおすか?!
しかし、スペースに限りあるマンションです。
別の場所といったら押し入れの上の天袋ですが、そこだって娘の部屋が近くにあります。
それに、お雛様の箱は入らない。

色々と考えたあげく、お雛様を茶箱に入れてはどうかという案が出てきました。
既に外箱にも匂いが染みついています。
それをなくすだけでも違うだろうと思い、また段ボールに入れているよりかは、湿気に強いので安心です。

丈夫なので、中の人形も外部から影響を受けることもありません。
既に人形などについてしまった匂いも外にもれにくいだろうと思いましたが、
これに関しては茶箱は、プラスチックの密閉容器と違って、ふたに多少の遊びがあるので、完ぺきではないとのこと。

でもそのままの箱で使用しているよりははるかにいいだろうと思い、思いきって購入することにしました。

大きさを測り、内寸でちょうど40kgサイズが合います。
それを静岡のお茶屋さんから買う事に。

そのお店は他のお店より少し値段が安かったので、逆の意味で気になりました。
電話して確認すると静岡でも3本の指に入る職人さんが作っていて、
値段は、変更せずに頑張っているとのこと。
ということで、そこで注文することにしました。

そして今まで箱に入れていたお雛様は、


このように何とか茶箱に収納出来ました。

でも、誤算だったのは、赤マルで示している角が90度の直角ではなかったこと。
内寸がちょうどピッタリということで、これを頼んだのですが、角が斜めになっているので、
中の仕切りの段ボールが入りにくい状況になり、それをカットしたりしなくてはいけなかったのです。
幸い人形には特に問題はなかったので良かったですけどね。

また、思った以上に人形を入れたら重たかったです。
腰高の高さくらいの所に収納するのですが、上げ下げが段ボールの時より大変になりました。
まあ、年に一回の事なので、その辺は何とかなると思います。匂いに関しては、今はスギの香りがしていますね~。

ところで、お雛様セットには、お人形以外に、色々と道具があります。
あっ!ちなみに我が家のお雛様は、昔のサイズより小ぶりですが7段あります。
よもやマンション住まいになると思っていなかった浅はかな考えだった若き頃の私は、
欲張って7段のモノをお願いしてしまったのです^_^;
細かい道具は元々はこのような箱にまとめて入っていました。


これも箱にナフタリンの匂いがついています。
なので、外箱は変える事に。
しかし中の小箱は、それぞれの細かい道具が入っていて、それによって、キズが付きにくくなっていたり、収まりが良くなっています。
これは処分することはできません。
しかし匂いもそんなに簡単に取れるとは思えません。
なので、こちらは匂いが出にくいようなしっかりとフタが出来るプラスチックケースに収納することにしました。


上のプラスチックケースは、天馬㈱のロックスシリーズです。
このサイズに行きつくまでには、中の細かい箱をパズルのように重ねながら、
出来るだけ小サイズにできるように試行錯誤しました。

このように収納グッズを買うときには、とにかくしっかりとサイズを検討します。
ケースの内寸が分からないときには、お店やネットで確認します。
そして、収納場所でも、そのサイズでいいのか必ずチェックします。

それでも実際に物を入れてみてピッタリと収まるかどうかわかるまではいつもドキドキするのです。
雪洞や桜、橙の入った箱,毛氈もこのようにプラスチックケースに収納です。



プラスチックケースに関しては、天馬㈱の商品をよく利用しています。なんか使いやすいのです

さて、お雛様ついでに下の台はどうしているかというと・・・
こちらは、キャスターをつけた板に乗せて、ベッドの下に置いています~。

それにしても、虫がつかないようにと防虫剤を多様していたことも反省点です。
今回、かなり量もへらしました。
来年からは、洋服に使用している植物成分の防虫剤か、
お香の専門店でも売っているようなものに変更したいなと思います。

さて、匂いの方はどうなるか・・・これでとりあえず来年のお雛様のシーズンまで様子を見てみますね。