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整理収納アドバイザー・ベーシックコーチ
林　恵美子です

ちょっと大きなテーマですが、向き合ったことについて書いてみようと思います。
よかったらお付き合いくださいませ。

「整理収納で人生が変わりました」
時折このような言葉を聞くのですが、実は私自身は、整理収納で人生が変わったと感じたことはありませんでした。

整理収納アドバイザー同士で話をしたときにも、「人生変わっていない？！」と聞かれたこともありましたが、ハッキリと「変わった」とは言えませんでした。

確かに整理収納を学び、整理収納アドバイザーになったということでは、人生変わったと言えるのかもしれないです。
ですが、それが人生が変わることだとすると、皆が整理収納を学んで取り入れて、整理収納アドバイザーになることで人生変わるということになり、それはちょっと違っているなとも思ったりしていました。

整理収納アドバイザーとして活動しているにもかかわらず、”人生が変わる”ということを実際に体感できていないことに対して、私はずっとダメだと思っていたのです。
なぜなら自分で実感できていないと、心からそのことを伝えられないと思っていたからです。

そして時々、講座を受講してくださった方々から、実際に整理収納アドバイザーさんに自宅の作業をしてもらったら、整理収納に対する考え方がガラッと変わりました！とお話しされているのを聞きながら、このようなことが人生変わったということか？！と問いかけたりもしておりました。

そこで、そもそも「人生が変わる」という言葉に、私自身はどのようなイメージを持っていたのか、改めて考えてみました。

＞一つはガラッと自分の進む方向が変わった、ということです。
専業主婦だった３０代半ばの私にとって、資格取得のために学校に学びにいくということは、当時の私にとって本当にやってもいい事なのだろうか？という疑問をずっと持っていたのです。
ですがその時の私は、将来的に何か家づくりに携わることをしたいという気持ちになってきており、またいろいろなご縁のお陰でインテリアコーディネーターの資格取得を目指すようになったことは、それまでの人生の流れがガラッと変わったと感じられるタイミングでした。

これでいうと、整理収納アドバイザーになった事でも人生は変わったかもしれませんが、それは整理収納ができるようになった事で人生が変わったとは別の事ではありました。

＞もう一つのイメージは、いいことばかりが起こるということでした。
「人生が変わる」という言葉の響きの中に、ばら色のような人生が続いていくというようなイメージを抱いていたのです。
でも実際には家が整っても、人生を歩んでいく中では悲しいこと、辛いことは起こります。
そのイメージの違いから、整理収納で人生が変わるということに結びつけることができなかったようなのです。

誤解しないでいただきたいのは、これはあくまでも私が”人生が変わる”という言葉に持ってた感覚であって、整理収納で人生は変わらないと言っている訳ではありません。

整理収納で人生が変わった、という体験をされてきた方も沢山いらっしゃると思います。

ただ私の場合は、そういう感覚ではなくて、整理収納が出来る様になる事で「生活の質が変わる」「生活の基盤が整う」という方がピンとくる感じだったのです。

でも人生が変わるということを体感できていないことに、整理収納アドバイザーとしていいのだろうかと、ずっと引け目を感じていたのです。

なので改めて「人生が変わる」とは私自身にとって、どのように捉えているのだろうと、自分の考えを整理し、明確にしようと思いました。

そして私にとって整理収納は、人生が変わるというよりは、「生活の基盤を整える」ことだったのだと納得する事で、今まで感じていた引け目を手放すことができた、ということなのです。

人生を変える事って、人によって様々だと思います。
あなたにとって、人生が変わったと感じられた事ってどのような事でしたでしょうか？

そんな話を誰かとシェアーできたら面白そうですね^^

ここまで読んでいただき、有難うございました。

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